畳之下新聞

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ツタヤ図書館こと海老名市立図書館の新年イベント告知がほぼパクリの件(追記あり)

10年前の記事と全く同じイベント告知文

ツタヤ図書館こと、海老名市立図書館のサイトに、2016年の1月3日から10日まで行われる「新春 お正月むかし遊び」というイベントの告知がアップされました。
この告知文が炎上しています。

お正月の遊びといえば、羽根つきや凧あげなどの伝統的な遊びを思い浮かべますが、実際に遊んだことのある方は少ないかもしれません。
しかしそれではもったいない!世代を超えて楽しめ、親から子へ、祖父母から孫へ、伝承する喜びは格別
遊びを通して知恵や発育を促すものばかりですし、お子さんにとっても素敵な思い出になるでしょう。

海老名市立図書館 より引用*1

短い告知文ですが、ちょっと個性のある文体ですね。
実は、この告知文と全く同じ文面が、2006年に書かれたAllAboutの記事に掲載されていることが指摘されています。*2

*1:海老名市立図書館はサイトポリシーで「無断リンクを禁止」しているため、リンクを行っていません

*2:https://twitter.com/kumakuma7/status/680726536689852416

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結局のところ「ツタヤ図書館」は何が問題なのか

ツタヤ図書館問題が広く知られるようになったキッカケは、2015年8月に判明した、武雄市図書館の選書問題です。
1999年版のWindows98マニュアル本や、2001年版の公認会計士受験ガイド、埼玉ラーメンマップなど、約1万冊の中古本をグループ企業の中古書店から調達し、蔵書していたことが雑誌やネットニュースで報じられ、広く話題となりました。
ツタヤ図書館2館目のオープンを控えていた、神奈川県海老名市にも飛び火するなど、選書問題をきっかけに「ツタヤ図書館」が大きく注目されています。


特徴的すぎる選書や分類が注目されていますが、「ツタヤ図書館」は何が問題なのかを考える上では重要ではありません。
まずは、約2年半前に購入された武雄市図書館の蔵書が、なぜ、今ごろになって問題視されているのかということに着目する必要があります。

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劇的! 武雄市図書館 ビフォー・アフター by TSUTAYA図書館の匠

ナレーションは加藤みどりさん、BGMは例の曲でお楽しみください。

Inscrutable Battle

Inscrutable Battle

今日のビフォー・アフターは、テレビの「カンブリア宮殿」で見た代官山蔦屋書店を、ふるさと武雄市に作りたい。
そんな依頼者、前武雄市長と「TSUTAYA図書館の匠」がタッグを組んで作り上げた、TSUTAYA図書館をご覧いただきましょう。

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